陶胎漆器とは・・・?

ノリタケ 大倉陶園の食器とギフト食器の豆知識陶胎漆器とは・・・?

一般的に漆器と言えば木に漆を施してあるもので、これを“木胎”と言います。それに対し、奈良時代にほぼ消滅してしまった陶磁器に漆を施し装飾したものを『陶胎漆器(昭和20~30年代には福島県会津地方で製造されていた、また高知県の市原野焼に漆を施したものなど)』と言います。
右の花瓶はノリタケがボーンチャイナに漆塗を施し『陶胎漆器』を再現させたものです。ボーンチャイナの生地に釉薬を用いず、漆と金箔を施し、非常に艶のある重みのある作品に仕上がりました。
このような漆に金を施した花瓶などの他、螺鈿で装飾したカップソーサーやコーヒーセットなどもございます。
現代の日本の食卓や生活空間に調和する“china(陶磁器)”と“japan(漆器)”の融合作品です。
陶胎漆器
NHKの連続テレビ小説で土屋太鳳さんが紺谷希を演ずる“希(まれ)”に出てくる『陶胎漆器』はまさにこのこと、現在の輪島で陶胎漆器を制作している方については写真の飾り壷に漆塗を施した大崎庄右ェ門さんしか私は存じておりません。
余談ですが、NHKの“まれ”での舞台の一つになっているのが、大崎庄右ェ門さんのご自宅です。大崎さん曰く、『私の家と作業場』が渋谷のNHKにもう一つ出来たようだ』。

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