※ご注意ください |
● 金属食器の中には一般的なスプーンやフォークのように1枚の金属を打ち出し研磨成形して出来上がった物の他に、握る部分が『モナカハンドル(モナカ柄)』と言われる種類のものがあります。そのモナカハンドルのハンドル内部は空洞になっています。 |
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このモナカハンドルと刃やフォークの爪などの接合は通常溶接と研磨で処理されます。
海外の製品に多い事例ですが、刃(や爪など)の部分とハンドルの部分の溶接と研磨が不十分であったり、製造が粗悪であったりする場合、金属食器を湯で煮たり、煮沸消毒した時に溶接の処理の際に残ってしまった不要な物質がハンドル内部から溶出することがあります。 |
ノリタケの金属食器のモナカハンドルは一部の金属食器に見られる刃(や爪など)とハンドルの接合部分と接合の部分が異なりますので、不安で不要な物質がモナカハンドル内部から溶出する心配はありません。 |
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一部の製品では刃(や爪など)とハンドルの接合は( B )の部分で施されています。この部分の溶接と研磨が粗悪であったり不完全であると、ハンドル内部から溶接の際に内部に残った不要な物質が溶出してしまうことがあります。
ノリタケのナイフは刃とハンドルを( A )の部分で溶接・研磨しています。したがって、ハンドルから不要な物質が溶出してしまう恐れはありません。
ノリタケのナイフは刃に『13Cr(クローム)』または『H1鋼材』を使用しています。磁石を刃の部分とハンドルの部分に近づけてみてください。刃には磁石が反応しますが、ハンドルには無反応です。溶接した(
A )の部分は微妙な感じですね。ただし、ハンドル部分が13Crの製品は全ての部分に反応しますし、洋白に銀メッキを施した物の場合、ニッケルの比率が高いと磁石が反応します。 |