器を割ってしまったら・・・

ノリタケ 大倉陶園の食器とギフト食器の豆知識器を割ってしまったら

大倉陶園 良きが上にも良きものをのページ
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随分と前のことになりますが、NHKの番組で割れてしまった器を補修できると紹介していました。陶磁器は非常にデリケートな割れ物です。でも、その花瓶や器に大切な思い出や思い入れがあることも少なくありません。
もし、割ったり欠けたりしちゃったら・・・
でも、そんな大切な陶磁器を金と漆を用いて修復することも場合によっては出来るんです。残念ながら、修復不能な場合もあるのですが。修復する場合、漆の乾燥のために数ヶ月の時間が必要でありますし、場合によっては新しい商品を購入した方が経済的であることも少なくありません。もちろん、修復の際に割れてしまった陶磁器の破片も全て必要になってきます。左の写真は当店のお客様が大切な思い出と共に、何年間も大切にお使いになっていた大倉陶園のカップソーサーを修復したものです。比較的、小さな破損ですので修復の痕も小さいのですが、激しく割ってしまった場合や、割れた形状が複雑な場合などは表面に現れる金の跡を利用してデザインすることもございます。番組では土の温もりの感じられる大きなお皿に現れた金の跡を用いて鶴の絵を描いていました。
陶磁器に限らず形のあるものはいつか壊れてしまいます。壊さないことが一番ですが、壊れてしまったものをも大切にすること、これも大切なことですね。
現在、ノリタケ 大倉陶園共に破損した陶磁器の補修、金の塗り直しは行っておりません。ご了承ください。

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